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病院と訪問看護の違い vol.2

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病院と訪問看護の違いについて、よく言われることの第2弾!

 

今回はやりがいの部分です。

 

訪問看護をされた方の多くが言われることなのですが、病院では、日々のこなさなければいけない業務が多く、また平均入院日数もどんどん減らす方針のため、患者さんと接する時間が短くなってしまっています。そのため、業務に追われて、疲弊してしまう看護師さんが少なくありません。

 

一方で、訪問看護は、訪問時間は全て利用者さんと接することのできる時間となります。1時間であれば1時間みっちり、利用者さんと会話したりしながら、利用者さんのために全ての時間を使うことができるため、私のやりたかった看護は、これだ!という看護師さんがとてもたくさんいらっしゃいます。

 

また、病院では治療を目的として医療的処置をしていきますが、訪問では、病気とともに生きて、生活の質を向上させる、という事を目的においてケアしていきます。

これは法律(保健師助産師看護師法)によって規定される看護師の2大業務、「診療の補助」と「療養上の世話」のうち、病院では、前者に重きが置かれてしまい、訪問では、後者に重きが置かれている、といっても過言ではないと思います。

 

最後に看護の原点とよく言われる、ナイチンゲールの「看護覚え書」(1860年)にある内容を紹介したいと思います。

・看護がなすべきこと、それは自然が患者に働きかけるのに最も良い状態に患者を置くことである。
・看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさなどを適切に整え、これらを活かして用いること、また食事内容を適切に選択し適切に与えること、こういったことのすべてを患者の生命力の消耗を最小にするように整えること、を意味すべきである。

 

 

とはいえ、病院においてもどんどん高度医療になっているため、病院における看護師の役割もとても重要になっています。

病院と訪問、どちらが素晴らしいとかではなく、どちらが看護師さん自身の看護感に適合しているか、が重要ですね。

病院の看護しかされたことがない看護師さんも多くいらっしゃると思いますので、子育て中の機会に是非一度、訪問看護を経験されてみませんか?

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