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8.72017
くわいナース、訪問看護に挑戦 vol.2
こんにちは!
それでは前回の続きです。
A子さんが初めて訪問看護をして、最も難しいと思われた局面についてです。
それは、血糖コントロール介入が必要な方への対応。
病院では、病院食で管理されていますが、在宅では、経済的な面や価値観が浮き彫りになり、どのようにサポートしていいか思案されるとの内容でした。(価値観とは、例えばカップラーメンが大好きだから体に悪くても食べちゃった。。というような場合ですね。)
これは在宅では、よく聞きます。病院では、恵まれた環境で医療器具や栄養士等専門職も揃っています。しかし在宅では、普通の家庭の環境で、専門職も特にいません。そのため、看護師さんは、そのギャップに戸惑うことが多いです。
しかし、多くの先輩看護師がそれを乗り越えてこられてきており、気軽に相談できる環境は整っているので心配しなくて大丈夫です。
また、私自身が思うことは、結婚や子育て等で離職してしまった看護師さんたちこそ、子育て等で培われた家庭での経験や苦労・知恵を、在宅で活かせる場面が多いということです。
この辺りの看護師さんが感じる病院と在宅の違い・ギャップについては、別の機会に深掘りしていきたいと思います。
話を戻して、A子さんに「これから習得したい知識や技能等はありますか?」と確認したところ、「今の所、基本的な看護の知識を忘れている状態なので、利用者様を通して学んでいきたい。」との回答でした。
病院とは違い、在宅では、利用者さん一人一人に向き合って看護していくからこそ、この答えが出て来たのだと思います。病院では、やはり業務をこなすことに集中しがちで、患者さんと向き合える時間が少ない。でも在宅は、訪問している時間は全て、利用者さんに費やせる時間として、活用されています。短時間だけれども、一人一人の利用者さんに向き合って、その利用者さんに即した看護を少しずつ勉強していく。そのようなスタイルで復帰されていっています。
続きはまた次回に!
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