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11.162017
14.これからの訪問看護業界について vol.1
今回は訪問看護ステーションが大変なことになっていることについて書く予定でしたが、先日から次年度の診療・介護報酬の同時改訂に向けて、様々な議論が厚生労働省等で行われており、その中で気になる記事が出たので、その紹介をさせてください。
その内容は「病院に併設する訪問看護ステーションを手厚く評価することを検討している」というもの。(下記のページをご参照ください。)
http://www.medwatch.jp/?p=16889
その目的は、主に2点です。
1点目は、過去の実績から病院に併設する訪問看護ステーションの方が、規模が大きく重症患者の受け入れを行っていることや研修の受け入れを積極的に行っていることが認められる。
2点目は、病院看護師と訪問看護の人的交流が可能となり、病院看護師に退院後の患者の生活を理解できるようになり、より円滑な退院支援が可能となることや訪問看護師に病院での技術習得が可能となること。
の2点です。
上記目的は、とても納得できる内容だと思います。しかし、それを診療報酬で操作するのではなく、違う取り組みがあることも知ってほしいと思います。
私たちがしているその活動とは、済生会吹田病院と共同で、短時間からでも働ける環境と仕組みを作ることです。
吹田病院で、短時間で勤務している看護師さんたちに、同じ短時間で、地域の訪問看護ステーションに働いてみることを体験してもらう活動です。この活動の結果、病院に併設していない訪問看護ステーションでも、看護師の採用が効果的に行えています。また病院看護と訪問看護の兼業を認めてもらえて、短時間勤務の看護をしてくださっているので、人的交流も、もちろん可能となっています。
現在、様々なステーションと研究し、またステーションの経営的にも採算が改善されるように取り組んでいます。
このことがうまくいけば、上記目的も、女性がもっと働きやすい環境も、1億人総活躍の状況の達成にも近づけるはずです。
少しでも、よりより地域医療を目指して、吹田地域にいらっしゃる看護師さんや訪問看護ステーションさんで、私たちに協力していいよ!と言ってくださる方がいらっしゃれば、ぜひご連絡ください!
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