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訪問看護業界について vol4

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さて、前々回に戻りまして、現状の訪問看護ステーションが大変になっていることについて、紹介します。

訪問看護ステーションが大変なことになっている、それは看護師不足です。

 

全国に訪問看護ステーションは、約7000箇所(2013年時点)ありますが、そこで勤務されている看護師さんは、1事業所あたり3〜5人勤務のステーションが50%弱、2.5〜3人勤務のステーションが20%弱もあるのです!

 

実は訪問看護ステーションの設立要件が、看護師さんが2.5人以上勤務している状態であること。と法律で規定されているため、1人でも病気等で休んでしまうと、すぐにでも閉鎖せざるを得ないステーションが、7000箇所の約20%=1400箇所近くもあるのです。また3〜5人も余裕のある人数とはとても言えないため、全国のステーションは人員がぎりぎりの状態で運営していると言っても過言ではありません。

 

訪問看護ステーションの多くは、1人の看護師さんが地域の方々のために!と立ち上がって開所されるケースで、経営の知識や他の施設のバックアップがないことが多いです。それ故に、訪問看護をしながら、他のこともせざるをえず、規模が拡大できていないという状況にあります。

 

なぜ人手不足が、訪問看護ステーションにとって、厳しい状況になるのかを次回以降説明していきます。

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